fpsとは?フレームレートのオススメ設定や注意点も解説します
『fps』という単語をご存じでしょうか。動画コンテンツが主流となった現代、fpsをはじめ新たな用語も増えました。
fpsとは、フレームレートのことです。とはいっても「フレームレートって何?」「フレームレートは高いほうがいいって聞いたからなんとなく高くしている」など、fps(フレームレート)についてよく理解していないという人も少なくないでしょう。
そこで今回の記事では、fps(フレームレート)とは何なのかに加え、オススメ設定や注意点までまとめて解説していきます。fpsとは何か知りたいという人はもちろん、設定に悩んでいる人は、ぜひ今回の記事を参考にして、fpsについて理解を深めましょう。
fpsとは(フレームレートとは)
fpsは、『frame per seconds』の略で、フレームレートのことです。fpsとは、1秒間で表示できるフレーム数(画像数)を表すための単位です。たとえば50fpsであれば、1秒間に50枚のフレーム(画像)が表示されるということになります。高fpsほど、なめらかでスムーズな動画となるのです。
フレームレートとリフレッシュレートの違い
リフレッシュレートの単位は、Hz(ヘルツ)で表されます。フレームレートとの違いを見ていきましょう。
単位 | 概要 | |
フレームレート | fps | 1秒間で表示できるフレーム数(画像数)を表す |
リフレッシュレート | Hz | 1秒間での画面切り替え回数を表す |
リフレッシュレートは1秒間での画面切り替え回数を表しています。
テレビなどは私たちの目に見えないスピードで明るくなったり暗くなったりを繰り返しているのです。この明滅速度を表したものがリフレッシュレートです。リフレッシュレートが高くなければ、いくらフレームレートが高くとも綺麗な表示はできません。
オススメのfps(フレームレート)設定
つづいては、fpsの設定がわからない!という人のためにオススメの数値設定をご紹介します。
シーン | オススメfps設定 |
防犯・監視カメラ | 3~5fps |
オンラインミーティング | 15fps |
ドライブレコーダー | 30fps |
動画投稿用コンテンツ | 24〜60fps |
防犯・監視カメラの場合は常に録画をしていることが一般的のため、容量を確保をするためにもフレームレート設定は低めのものが多いです。近年利用者も増えたオンラインミーティングでは、15fpsあれば表情や文字を正確に伝えることができるでしょう。オンラインミーティングよりも、速いスピードで動いているものを撮影するドライブレコーダーのほうが、高いfpsが必要です。
投稿するための動画コンテンツにおけるfpsに指定はありません。YouTubeでは24fpsから0fpsの設定が推奨されています。
fps(フレームレート)設定の注意点
「fps(フレームレート)は高ければ高いほどいい」と、聞いたことがあるかもしれません。これはすべてにおいて適用されるわけではないのです。なめらかでスムーズな動作を表現できる高fps。動画やゲームなどにおいては、fpsの数値が重視されることもあるでしょう。
しかし、フレームレートが高ければ高いほどデータ容量は大きくなります。データ容量が大きくなると、ネット回線に負荷がかかるため、アップロードやダウンロード・転送に時間がかかってしまうのです。
また、高いフレームレートにするときは動画ファイル自体の容量も大きくすることを忘れないようにしてください。フレームレートに合った動画ファイル容量に設定をしないと、せっかく高fpsにしても画質が荒くなってしまう可能性があります。
高いフレームレートにしても再生できないこともある
先の見出しでも触れたように、動画などを再生する側の性能が伴っていなければ、意味がありません。 容量の大きさなどを考慮したうえで高いfpsにしたとしても、すべての人になめらかでスムーズな動画を見てもらえるというわけではないということも覚えておきましょう。
まとめ
今回の記事では、fps(フレームレート)とは何なのかに加え、オススメ設定や注意点までまとめて解説してきました。fpsが高ければ高いほどなめらかでスムーズな動画が叶いますが、容量が大きくなる・再生側の性能も必要などデメリットとなる部分もあります。
より高品質で、なめらかな動作を表現できる動画をとりたい!という人はもちろん、自分ではfpsの設定や編集などうまくこなせる自信がないという人など、動画制作においてお困りの人はライブフォーにご相談ください。 動画制作において豊富な実績をもつからこその知識と経験で、構成から編集、fpsの設定まで一貫しておこなわせていただきます。